こんにちは、でんでんです!
今週もAIガジェット界隈、話題が尽きませんでした。顔に掛けるメガネから、机に置くミニPC、仕事場に据えるGPUまで、「AIをどこで動かすか」の話が一気に並んだ週です。
結論から言うと、今週のテーマは「AIを自分の手元に置く」です! クラウドの向こう側にお願いするのではなく、自分のすぐ近くでAIを動かす選択肢が、今週まとめて出てきました。
それでは、今週のAIガジェット4選、いってみましょう!
① ディスプレイを載せない38.5gのAIグラス「Rokid Ai Glasses Style」
まずはメガネ派に刺さるニュースから。Rokidが「Rokid Ai Glasses Style」を9月15日に日本向け発表しました。価格は税込64,990円(2026年9月時点)で、Rokidの日本公式オンラインショップでの取り扱いです。
いちばんの特徴は、ディスプレイを載せていないこと。映像を目の前に映すのではなく、AIとの音声のやりとりに振り切った設計で、レンズを除く本体重量は38.5gに収まっています。フレームは軽くしなやかなTR90、ヒンジにはチタン合金。プロセッサはSnapdragon AR1で、Wi-Fi 6とBluetooth 5.3に対応します。
中身もしっかり詰まっていて、カメラは12MP(ソニーIMX681)のF2.25。写真は最大4K、動画は最大3K/30fpsで、撮影表示灯付きです。指向性Hi-Fiスピーカー×2と4マイクアレイを備え、ChatGPTとGeminiに対応。リアルタイム翻訳はオンラインで76言語、オフラインで6言語です。バッテリーは210mAhで標準使用は最大12時間、約20分で80%まで充電できます。度付きレンズは-15.00D〜+15.00Dに対応し、9月15日から9月30日までに購入した人には、10,999円相当の調光レンズがプレゼントされます。「ほぼメガネ」の重さでAIが常駐するって、いよいよ現実的ですね!
💬 でんでんの一言:38.5gでAIが常駐。これはもう、次に欲しいものリストの上位確定です。
② M.2スロット3基のRyzen AI 9ミニPCが4万円オフ。AOOSTAR「MACO 470」
続いては机の上に置くAI。AOOSTARのミニPC「MACO 470」が、Amazonの4万円引きクーポン適用で19万9,800円になっています(2026年9月時点)。
CPUはRyzen AI 9 HX 470、メモリは32GB LPDDR5X、ストレージは1TB SSDで、OSはWindows 11 Pro。いちばん目を引くのは、PCI Express 4.0対応のM.2 2280スロットを3基積んでいるところです(内訳は1基がx4、2基がx2接続)。ミニPCでこの拡張性は、なかなかお目にかかれません。
インターフェイスもUSB4×2、USB 3.2 Gen 2×2、HDMI 2.1、DisplayPort 1.4、OCuLink、2.5Gigabit Ethernet×2、Wi-Fi 7と盛りだくさんで、最大4台のモニターへの同時出力に対応。本体上面には指紋センサー付きの電源ボタンもあって、ワンタッチでログインできます。AIも動かせる小さい母艦がほしい人には、かなり刺さる1台ですね!
💬 でんでんの一言:4万円オフに心が動いた時点で、金銭感覚がだいぶ麻痺しています。
③ ARグラスとAIグラス、選び方の分かれ道がはっきりしてきました
①を調べていて感じたのが、顔に掛けるガジェットが2系統に分かれてきたということ。目の前に映像を映す「ARグラス」と、AIと話すための「AIグラス」です。
ARグラス側はXREAL・VITURE・Lenovoあたりの名前がよく挙がり、YouTubeでも比較やランキングを扱う動画がひととおり出そろってきました。映画やPC作業を大画面で、という使い方が中心なので、評価軸は表示品質・視野角・装着の快適さに寄っていきます。
対してAIグラスは、①のRokid Ai Glasses Styleのようにディスプレイを外して軽さに全振りするのが基本。情報は画面ではなく音で返ってくるぶん、翻訳・メモ・撮影といった「ずっと掛けていて役に立つか」が評価軸になります。同じ“スマートグラス”でも、選び方がまったく別物になってきたのが面白いところですね!
💬 でんでんの一言:映像派かAI派か。両方買えばいいという結論に、毎回たどり着きます。
④ 32GBのVRAMで「AIを社内に置く」。Radeon AI PRO R9700
最後はAIを会社の中に置く話。AMDのワークステーション向けGPU「Radeon AI PRO R9700」は今週出たばかりの新顔ではありませんが、①②で見てきた「AIを手元で動かす」流れを仕事の現場まで広げると、行き着く先がここなので並べておきます。1台のPCの中だけで生成AIを動かす、いわゆるローカルLLM用の1枚です。
スペックは、アーキテクチャがRDNA 4で、メモリは32GBのGDDR6。AI推論性能は公式値でINT8が383 TOPS、INT4が766 TOPS、構造化スパース性を使った場合はINT8で766 TOPS、INT4で1,531 TOPSに達します。FP8・FP16・INT8に対応し、実売は約30万円(2026年9月時点)です。
ローカルLLMのうれしいところは、顧客情報や契約書、在庫データを社外に出さずに済むことと、月額料金がかからないこと。専任のAI部門を持たない会社ほど、この「外に投げなくていい」が効いてきます。AIを買い切りで手元に置けるという選択肢、じわじわ来そうです!
💬 でんでんの一言:30万円を「月額と比べたら安い」と言い出したら、もう末期ですね。
よくある質問
ディスプレイなしのAIグラスって、結局なにができるの?
結論:カメラとマイクを使った「聞く・話す・撮る」がメインです。
今週登場したRokid Ai Glasses Styleを例にすると、ChatGPTやGeminiに音声で質問する、オンライン76言語・オフライン6言語のリアルタイム翻訳を使う、12MPカメラで写真(最大4K)や動画(最大3K/30fps)を撮る——このあたりが中心になります。
映像を目の前に映すARグラスと違って、答えは音で返ってくると思うと分かりやすいです。そのぶんレンズを除いて38.5gまで軽くでき、見た目も普通のメガネに近づけられる、というトレードオフですね。
ローカルでAIを動かすのに、GPUのメモリはなぜ32GBも必要なの?
結論:モデルをGPUのメモリに載せきれるかどうかで、使い勝手が大きく変わるからです。
生成AIのモデルは、GPUのメモリ(VRAM)に収まっていればサクサク動きますが、はみ出すと途端に重くなります。Radeon AI PRO R9700が32GBのGDDR6を積んでいるのはまさにそこで、大きめのモデルもまるごと載せられるのが売りです。
そのうえで、データを社外に出さない・月額0円で回せるという2点が付いてくるのが、ローカルLLMの一番のうまみ。クラウドの月額と買い切りのどちらが安いかを電卓で叩いてみると、意外と現実的な数字になりますよ。
まとめ:今週のAIガジェット
今週は、「AIを自分の手元に置く」が主役の1週間でした。
- Rokid Ai Glasses Style……9月15日に日本向け発表。ディスプレイ非搭載でレンズを除き38.5g、税込64,990円。翻訳はオンライン76言語/オフライン6言語
- AOOSTAR MACO 470……Ryzen AI 9 HX 470+32GB+1TBのミニPCが、4万円引きクーポンで19万9,800円(2026年9月時点)。M.2スロットは3基
- ARグラスとAIグラスの分かれ道……映像を見るか、AIと話すか。同じスマートグラスでも評価軸が別物になってきました
- Radeon AI PRO R9700……32GB GDDR6のRDNA 4 GPU。データを外に出さない“自社専用AI”を、月額0円で手元に置けます
並べてみると、顔(グラス)・机(ミニPC)・仕事場(GPU)と、AIを置ける場所が一気に広がった週でした。しかも①のように「軽さのために画面を捨てる」割り切りもあれば、④のように「30万円払ってでも社外に出さない」という割り切りもある。どこで動かすかを自分で選べるようになってきたのが、今週いちばん面白かったところです。ガジェット好きとしてはたまりません!
気になった話題があれば、ぜひ深掘りしてみてくださいね。
それでは、また来週のAIガジェットまとめでお会いしましょう!



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