こんにちは!トラックボールの「ガリガリ音」に耐えかねて買い替えました
こんにちは、でんでんです!
突然ですが、トラックボールを使っている方に聞きたいことがあります。
ボールを転がすと、ガリガリ鳴りませんか?
僕はここ最近ずっと、エレコムのISTというトラックボール(ベアリングモデル)を使っていました。動きはすごくスムーズで、正直めちゃくちゃ気に入っていたんです。
でも唯一、ボールを転がしたときの「ガリガリ」という音だけが、どうしても気になっていて……。静かな部屋だと、これがけっこう耳につくんですよ。
そんなとき見つけたのが、2026年6月に出たばかりのIST PLUS ボールローラーモデル(M-IT10MRSABK)。「支点そのものが回る」という新機構を積んだモデルです。しかも2026年8月時点でAmazon ¥7,380(税込)。これで音の悩みが解決するなら安いもんです。速攻でポチりました!
結論から言うと、あのガリガリ音、完全に消えました。 ただし、転がりの軽さは少しだけ犠牲になっています。
今回は前に使っていたベアリングモデルと並べながら、1カ月半ほど使った正直な感想をお届けします!
前に使っていた「ISTベアリングモデル」の唯一の不満は、ガリガリ音だった
僕が使っていたのはエレコム IST 5ボタン ベアリングモデル(M-IT11DRBK)。36mmの大きなボールを親指で転がすタイプです。
このモデル、転がりの滑らかさは文句なしでした。エレコムの製品ページには「宙に浮くような、なめらかな操球」と書いてあって、最初は「言いすぎでは?」と思っていたんですが、使ってみたら納得。すーっと動いてくれます。
不満だったのは音だけ。ボールを勢いよく転がすと「ガリガリガリ……」と鳴るんです。
簡単に説明しますね。 親指トラックボールは、ボールを何かで受け止めて支える必要があります。支え方には主に人工ルビーとベアリングがあって、僕が使っていたのは後者。小さな金属のベアリングでボールを支える方式ですね。
そこに登場したのが、ボールローラー支持という第3の選択肢! 360度自在に回転するボールで支える構造で、摩擦抵抗を低減しているそうです。
ただ、買う前に読んだ日本語の公式説明で推されていたのは「なめらかな操球感」と「ゴミが溜まりにくい」の2点で、静かになるとはどこにも書いていませんでした。 なので支え方がまるっきり違うなら、あの音も変わるんじゃないか? というのは、半分くらい僕の勝手な期待。7,380円の博打です(笑)。
……と思っていたんですが、パッケージには書いてありました。
箱の隅に、英語で小さくこう印字されているんです。「Ball transfer support for smooth yet quiet control.」——なめらかで、しかも静かな操作のためのボール支持。
しっかり "quiet" って書いてあるじゃないですか! 日本語の製品ページには出てこない一文なので、買う前に調べていた僕は気づけなかったわけですね……。
ちなみに前のモデルは手放していません。今もサブのパソコンで現役です。おかげで今回、2台を並べて比べながら書けます!
エレコム「IST PLUS」ってどんなトラックボール?
念のため。トラックボールは、本体を動かさず親指でボールを転がしてカーソルを操作するマウスです。腕ごと動かさなくていいので、マウスを滑らせるスペースが要りません。
■ 主なスペック(M-IT10MRSABK)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 支持方式 | ボールローラー |
| ボール径 | 直径約36mm |
| ボタン数 | 5個(ホイールボタン含む) |
| 静音 | 左右ボタン+その他ボタンも静音スイッチ |
| 接続 | Bluetooth/USB無線2.4GHz(3台まで登録可) |
| 電源 | 単3形電池1本(電池寿命最長約2年1カ月) |
| センサー | 500DPI(専用ソフトで100〜4000に変更可) |
| 保証 | 1年間 |
単3電池1本で最長約2年1カ月が地味にすごい。ただし前機も約25カ月なので、買い替えのメリットではありません(笑)。
目玉は「ボールローラー支持」——支点がボールで、そのボールがまた回る
発想がシンプルで面白くて、ボールを支えている支点そのものが、360度クルクル回るんです。支える側が一緒に回ってくれるから摩擦抵抗が減る、という理屈ですね。しかもこの構造は特許出願中で、支持部にゴミが集まりにくいのがウリだそうです。
正直、この理屈を読んだ時点ではピンと来ていませんでした。 でも実際に鳴らなくなった今なら納得です。
さらにこの支持ユニットは別売パーツで交換可能。ベアリングや人工ルビーに載せ替えて操作感を変えられるという、沼の入り口が公式に用意されている仕様です……エレコムさん、分かってますね。ちなみに僕は今の状態で満足しているので、交換パーツを買う予定はありません。
裏返すとこんな感じ。穴からボールを押し出せるので掃除がラクですし、取り外しツールとUSBレシーバーが本体に収納できるのも地味に助かります。
なお同時発売のベアリングモデルを、公式は「空中に浮いているような操球感」と表現しています。どっちも「なめらか」推しなんですよ。じゃあ実際どう違うのか——ここが本題です!
1カ月半使って分かった、ベアリングとの違い
パソコンを使う日は毎日、1カ月半ほど使い倒しました。
結論、あのガリガリ音は完全に消えました
先に答えをまとめます。トラックボールの「ガリガリ」という転がり音は、支持方式を変えると解消することがあります。 僕はエレコムのベアリングモデルからボールローラーモデルに乗り換えて、1カ月半使って一度も鳴っていません。ただし前機は使い込んだ個体なので、支持方式の差だけでなく摩耗や汚れの影響もありえる——という前提で読んでください。
「あ、鳴らない」
使い始めての率直な感想がこれです! 前機で「ガリガリガリ」と鳴っていた場面——カーソルを画面の端から端まで勢いよく飛ばすとき——で、まったく鳴りません。
箱に小さく書いてあった「smooth yet quiet control」は、誇張ではありませんでした。
もちろんボールが転がる以上まったくの無音ではないと思いますが、僕が気にしていたあのガリガリした音に関しては完全に消えました。買い替えの目的は100%達成です!
ちなみにエレコムは、ベアリング方式についても「ボール表面を擦らない」構造だと説明しています。じゃああのガリガリ音の正体は何だったのか? ……正直、僕には分かりません(笑)。分かるのは乗り換えたら鳴らなくなったという事実だけです。
正直に言うと、転がりはベアリングより少し重い
ここは褒めるだけで終われない部分です。
転がりの軽さは、ベアリングモデルのほうが上です。
ボールローラーはベアリングに比べるとちょっと重いんですよ。前機の「すーっ」という感じと比べると、わずかに抵抗があります。カタログ上は両方とも「なめらか」推しなんですが、僕の手の感覚では、軽さはベアリングのほうが上でした。
ただ「重い=悪い」ではないのがポイントで、引っかかる感じはまったくなく、スムーズにはちゃんと動きます。
そのうえで、僕は今こっちのほうが好きです。 ほんの少しの重さと引き換えにガリガリ音が消えたなら、完全に得な取引でした! とはいえ好みの問題なので、「転がりの軽さこそ正義」という方は素直にベアリング版をどうぞ。
クリック音がとにかく静か
IST PLUSは左右ボタンだけでなく、5つのボタン全部に静音スイッチが使われています。実際、クリック音がめちゃくちゃ静かです!
ちなみに調べていて気づいたんですが、前に使っていた無印ISTは、公式に静音設計とはされていません(公式のISTシリーズ性能比較表で、静音設計の欄が「-」)。IST PLUSで新たに入った機能なんですね。
2児のパパとして声を大にして言いたいんですが、子どもを寝かしつけたあとの作業って、本当に気を使うんですよね。カチカチ音は静かな家だと想像以上に響くので、ここが静かなのはありがたいです!
慣れは一瞬。DPIも初期設定の500のままです
「トラックボールって慣れるまで大変なんでしょ?」とよく言われますが、僕は特に何日もかかることなく、すぐ慣れました。
理由ははっきりしていて、前機と基本仕様がほぼ同じだから。ボール径36mm、5ボタン、センサーも同じ500DPIなので、指の感覚がそのまま通用するんですね。DPIを変える必要すら感じず、専用ソフトは一度も入れていません。
……ただこれ、フェアじゃないので正直に書いておきます。ほぼ同じ形の兄弟機からの乗り換えなので、慣れるも何も、ほとんど同じものを触っているんです。「トラックボール自体が初めて」という方は、僕の体験を参考にしないでください。 一般的には数日かかると言われます。少なくとも同じISTシリーズからの乗り換えなら、移行コストはほぼゼロでした!
気になったのは重さと保証。あと、僕が使っていない機能の話
良いことばかり書いても信用されないので、正直に書きます。
1. 転がりがベアリングより少し重い
前述のとおり。スムーズさは保たれているので実用上の問題はありませんが、軽さ最優先の人はベアリング版のほうが満足度は高いはず。
2. 保証が1年しかない
IST PLUSのベアリング版とIST PROは2年保証なのに、このボールローラーモデルは1年。新機構だからこそ2年つけてほしかったというのが本音です……。
3. そもそも僕が使っていない機能がある
僕の使い方はMac 1台に2.4GHzのドングルを挿しているだけ。売りである「3台マルチ接続」の恩恵はまったく受けられていませんし、設定を3つ保存できるオンボードメモリも使っていません(これは1台運用でも使える機能なので、僕が持て余しているだけです)。1台にしか繋がない人は、マルチ接続を購入理由に数えないほうがいいと思います。
しかも初期設定はCH1・CH2がBluetooth、CH3が2.4GHzで、2台以上を2.4GHz接続にするには別売のBridge Eレシーバーと設定が必要。「3台全部ドングルで繋げる」と思っていると違うのでご注意を。このレビューは音と転がりに全振りした内容だと思ってください。
なお、ネット上には「使ううちに引っかかりが出た」という報告もあるようです。ただ僕の個体は1カ月半使って、トラブルは一度もありません。 起きていないことを不安げに書くのもフェアじゃないので、事実だけ置いておきます。
3カ月前に書いた「トラックボールのほうが疲れにくい」を訂正します
実は5月に外付けトラックパッドもレビューしていました(Perixx PERIPAD-506のレビューはこちら)。
あのとき僕は「疲れにくさで言えばトラックボールのほうが上かも」と書いたんですが……両方を使い込んだ今、その結論は撤回します。
正直な感想は「どっちも慣れの問題かなあ」です。僕はボールに慣れているから疲れにくく感じるだけで、トラックパッドに慣れた人はきっと逆のことを言うはず。歯切れが悪くてすみません! でも嘘を書くよりマシだと思うので。
エレコム3機種|どれを選べばいい?
僕が実際に使っている2台(前機と今回機)を含めた比較です。
| 製品 | 支持方式 | 静音スイッチ | 接続台数 | 価格(2026年8月時点) |
|---|---|---|---|---|
| IST ベアリング(M-IT11DRBK)※前機 | ベアリング | なし | 1台 | 標準価格 ¥15,994 |
| IST PLUS ボールローラー(M-IT10MRSABK)※今回 | ボールローラー | あり | 3台 | Amazon実売 ¥7,380 |
| IST PLUS ベアリング(M-IT11MRSABK) | ベアリング | あり | 3台 | Amazon実売 ¥9,890 |
※前機だけメーカー標準価格で、実売はもっと安いです。価格は横並びで比べないでください
- ボールの音が気になっているなら → IST PLUS ボールローラー(=僕の選択)
- 転がりの軽さが最優先なら → IST PLUS ベアリング(保証も2年で長い。※僕が比べたのは旧型のベアリング機なので、現行ベアリング版そのものは未使用です)
- 無印ISTには静音スイッチがないので、クリック音まで静かにしたいならIST PLUS
そしてここ、今まさに無印ISTを使っていてガリガリ音に悩んでいる人には大事な話なんですが——交換用のボールローラー支持ユニット(M-TU03SS)は、無印ISTにも対応しています。 つまり本体を買い替えなくても、ユニット交換だけで転がり音を試せるわけです。
僕は本体ごと買い替えましたが、転がり音だけどうにかしたいなら、まずユニット交換から試すほうが安上がりです。……先に気づきたかった(笑)。
他社だとロジクールのERGO M575SP(2026年8月時点の希望小売 ¥8,470)などが定番で、こちらも静音クリック対応です(僕は使ったことがないのでカタログ値の紹介まで)。クリック音だけなら各社静か。ボールの転がり音まで静かにしたいならボールローラー、という整理になります。
買う前にチェックしておきたい3つのポイント
① ボールローラーとベアリング、どっちを買えばいい?
結論:静かさならボールローラー、転がりの軽さならベアリングです。
価格差は2026年8月時点で約2,500円。ボールローラーと(旧型の)ベアリング機を両方使った僕の実感をまとめると、「ボールローラーは確かに少し重い。でも音が消えたメリットのほうが自分には大きかった」です。※比較対象は前機の旧型ベアリング機で、現行のIST PLUSベアリング版は僕は使っていません。
なお「安いボールローラー版を買って、合わなければ載せ替えればいい」という作戦を考えている方は、先に合計金額を計算しておくのがおすすめです。ベアリング支持ユニット(M-BS10)は標準価格 ¥4,235 で、実売はもっと安い店もあります。ボールローラー版 ¥7,380 に足すと、ベアリング版 ¥9,890 とほぼ同じか、少し高いくらい。安く済ませる作戦としては、思ったほど得になりません。
軽さ重視でベアリング版が気になった方は、こちらです。
② ベアリングからの乗り換えでも違和感なく使える?
結論:同じISTシリーズからの乗り換えなら、ほぼ一瞬でした。 ボール径36mm・500DPI・5ボタンと基本仕様が共通なので、指の感覚をそのまま持ち込めます。他社のトラックボールからの乗り換えや、トラックボール自体が初めての方は別の話なので、そこは僕の体験を当てにしないでくださいね。
③ 専用ソフトを入れないと使えない?
結論:入れなくても普通に使えます。 僕は1カ月半、「エレコム マウスアシスタント」を一度もインストールせず、初期設定の500DPIのまま毎日使っています。Macに2.4GHzドングルを挿しただけです。
ソフトが要るのはDPI変更・ボタン割り当て・オンボードメモリを使いたいとき。Macで「戻る/進む」ボタンを使う場合も専用ソフトが必要なので、5ボタンをフル活用したいMacユーザーは入れることになります(僕は使っていないので未導入のままです)。なおiOS・iPadOS・ChromeOS・Androidはソフト非対応なのでご注意を。
まとめ:ガリガリ音が気になっているなら、買い替える価値あり
エレコム IST PLUS ボールローラーモデル、僕には大正解の買い物でした!
目的だったガリガリ音は完全に消滅。転がりは少し重くなりましたが、トータルでは断然こっちが好きです。1カ月半使ってトラブルゼロで手元に定着しました。前のベアリングモデルも今はサブPCで現役なので、置き換えたというより使い分けですね。
こんな人におすすめ:
- トラックボールのガリガリ音が気になっている人(この記事の主役です)
- 家族が寝たあとに作業することが多い人(クリック音も静かです)
- すでにISTシリーズを使っていて、操作感を変えずに音だけどうにかしたい人
- 複数のPCやタブレットを1台で行き来したい人(3台まで登録できます)
- (逆に)転がりの軽さこそ命という人は、ベアリング版のほうが幸せかも
- (逆に)本体は買い替えたくない人は、支持ユニット(M-TU03SS)だけ交換する手もあります
入力デバイス沼、まだまだ抜け出せそうにありません。気になった方はぜひチェックしてみてくださいね!



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